今回は「看護師転職でハローワークは使える?」というユーザーさんの
- ハローワークのメリットとデメリットは?
- ハローワークを使ったほうが良い人とは?
などの疑問に答えていきます。
- ハローワークのメリットとデメリット
- ハローワークを使ったほうが良い人
ハローワークのメリット
看護師転職においてハローワークを利用した際のメリットは、再就職手当が早期転職の場合貰えることです。
ハローワークを利用し再就職が決まった場合、失業保険の給付を受けている期間中に限り再就職手当が貰える可能性があります。再就職手当の給付額は厚生労働省によると、失業認定取得後における基本手当の支給残日数により違いがあります。
基本手当の支給残実数における70パーセントの支給額は、3分の2以上残して早期に再就職した場合になります。基本手当の支給残実数における60パーセントの支給額は、3分の1以上残して早期に再就職をした場合です。
早く再就職を行う程給付率は上がりますが、これら以外にも幾つかの支給に必要な要件があります。ハローワークは国が運営している職業紹介所になります。企業或いは病院などから金を貰っている訳ではないため、求職者に中立の立場においてアドバイス並びに求人紹介をしています。
厚生労働省によると2021年1月1日時点で、ハローワークは全国各地に544箇所あります。ハローワークは様々な地域に密着した求人を持っていることが特徴で、「U、I、J」ターン就職を希望する人への職業紹介なども行っています。
そのため地方もしくは地元において、転職先探しを希望する看護師には利用することが適しています。
雇用吸収力の高い分野といえる医療、及び福祉の分野などへのマッチング支援を強化しています。人材確保対策コーナーが人材確保ニーズの高い地域のハローワークには設けてあります。
このコーナーは全国103箇所に拠点を置き求人を出している病院などへの支援を強化し、それと同時に求職者に対して細やかな職業相談とその紹介を実施しています。看護師と転職先それぞれマッチングの機会を、増やすことによりミスマッチの改善を図っています。
このサービス利用を希望する看護師は近くにあるハローワークに、該当コーナーが置かれているかを調べてみることをおすすめします。
インターネットでのハローワーク利用
ハローワークで職員と対面し求人を紹介して貰う方法以外にも、インターネットを使用して求人を閲覧することが可能です。インターネットのメリットは仕事の合間などに隙間時間の利用ができることです。時間に余裕のない看護師の場合はとても利用しやすいことと、求人をしっかり見比べてリサーチすることもできます。
インターネット上で閲覧可能な、ハローワークの総求人数はおよそ100万件です。その内看護師と准看護師や看護助手の求人は約6万件になり、総求人のおよそ6パーセントが看護関連の求人になります。
一方でデメリットはハローワークには多くの求人があるため、それが原因となり求人を探す作業が大変なことです。
看護師として希望する条件に合った求人を、膨大な量の求人から探す作業は大変な手間がかかります。
またハローワークの求人票には記載されていることと、実際の仕事内容が異なる場合があります。民間の転職サイトなどの場合は病院側が作成した求人に対し、実情を比較して修正などの対処を実施します。
しかしハローワークの場合は病院側が作成した求人を、殆どチェックしないためこうした求人票もなくなることはありません。
ハローワークのデメリット
ハローワークは無料で求人の掲載が可能です。そのため採用に金をかけることができない或いはかけることを拒む企業、及び病院などの求人が民間の転職サイトなどと比較して多くなります。
ブラックな病院は就職した人材がすぐに退職してしまうことも多いため、退職者がでるごとに金をかけ人材を募集した場合採用コストが大量にかかることになります。それが原因でハローワークには、ブラックな病院における求人の比率が比較的高くなっています。そして看護師転職に特化したサポートが、期待できないこともハローワークのデメリットといえるでしょう。
非常に多彩な職種の求職者にハローワークは対応を求められるため、看護師の転職に特化した担当者の在籍がとても少ないという実情があります。土日は営業していないことが殆どということも、ハローワークを利用する場合のデメリットといえるでしょう。
看護師として働いている場合平日は非常に忙しく、ハローワークに行く暇がないという看護師も沢山います。隔週などで土曜日に営業している、ハローワークもありますがその施設数は僅かです。なおインターネットサービスを利用することで、求人を探すことは休日においても可能です。ただ求人に応募する際は紹介状の発行が必要な場合が大半を占めます。