薬剤師転職の基礎知識

薬剤師になるには?薬剤師の仕事はどんな内容?

今回は「薬剤師になるにはどうしたらいい?」というユーザーさんの

  • 薬剤師になるには?
  • 薬剤師の就職先は?

などの疑問に答えていきます。

この記事でわかること
  • 薬剤師になる方法
  • 薬剤師の就職先について

薬剤師はどんな仕事ですか?
市販薬から処方箋が必要になる医薬品まで、あらゆる薬を扱うスペシャリストと言える薬剤師は、国家資格となっています。この資格を取得する方法と、薬剤師の主な就職先や仕事内容について説明していきます。

薬学部を卒業する必要があります

薬剤師の資格を取得するには、大学の6年制の薬学部を卒業する必要があります。正確にはその6年次に来春卒業見込みとして国家試験を受けることができ、資格の取得と共に卒業という流れになります。

つまり、薬学部で6年生になるまで進級し、卒業に必要な単位を取得すると国家試験を受験することができます。これは医師になる為に医学部に通う場合でも同様で、そちらでも同じく6年次に卒業見込みで国家試験を受けることができます。

◇試験に落ちてしまった場合には…

薬学部の6年次に国家試験を受け、不合格になったしまった場合には、留年という形で6年生をもう一度やり直すことになります。

卒業に必要な単位は全て取得している(それが在学時に試験を受けられる条件なので)為、ほぼ国家試験の為だけにまた同学部に通うことになります。薬剤師の資格が取得できないことには卒業できず、不合格の場合は強制的に何度も留年となり、多くの大学で3回までは受験ができます。

それでも合格できない時には、ほとんどの大学で強制的に退学となってしまいますが、一旦卒業を認めてもらい、来年度以降に個人で受験をするということができる場合もあります。

◇4年制の薬学部もありますが…

大学によっては4年制の薬学部がありますが、卒業まで通っても国家試験の受験資格は得られません。その為、薬剤師の取得したい場合は、卒業見込みの段階でどこか違う大学の6年制の薬学部に編入する必要があります。

資格の取得後の就職先

薬剤師の資格を取得した後には、病院クリニック処方箋薬局などで勤務することがほとんどになりますが、薬の知識を活かせる製薬会社といった就職先もあります

病院やクリニックでは医薬品の調剤が仕事になり、基本的には医師の指示通りの薬を患者に詳しい説明をして渡す役目になりますが、時には医師と連携し、必要になる薬を選択するといった業務も行います。

◇薬に関しては医師より詳しい場合が多いです

薬剤師は6年間も医薬品に関しての勉強をしてきただけに、こと薬に関しては医師より詳しいことも多いです。その為、処方箋薬局ではなく、病院やクリニックに勤務する薬剤師は医師から頼りにされる場合が少なくなく、特に薬の処方が主な治療となる内科では重宝される存在です。

◇ドラッグストアでの勤務も人気です

市販品の医薬品には、第1類、第2類、第3類、医薬部外品といった区分があり、このうち第1種に該当する医薬品は薬剤師が事前に説明を行わないと販売することができません。

その為、大手のドラッグストアでは薬剤師が常駐していることがほとんどで、そのような勤務に就くこともできます。パートタイム扱いだったとしても、一般のアルバイトの時給よりそれが高いのは間違いなく、希望の曜日や勤務時間と合わせていくつかのドラッグストアで兼務している人も見られます。

学んだことが全てではありません

薬剤師はその資格の受験の為に通った大学の薬学部で、医薬品についての基礎から、現行のほとんどの医薬品について、詳しく学んでいます。ですが、全く新しい医薬品が登場した際には、それについて学ぶ必要があります。

◇その為のセミナーがあります

不定期ながら、製薬会社による薬剤師向けの新薬に関するセミナーといったものが開催されているので、そういったものに参加するなどして常に学び続けていかないといけません。

資格の取得はあくまでスタートラインで、そこから実際の現場で学び、更に知識を深めて一人前になっていく仕事です。

まとめ

薬剤師になるには、まず大学の6年制の薬学部に通う必要があります。その6年次に国家試験を受けると資格が取得でき、それと共に同学部を卒業となると考えておいていいでしょう。

就職先は病院やクリニック、調剤薬局から製薬会社まで、医薬品に知識を活かせる職場が比較的豊富にあり、ドラッグストアもその1つです。

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